アフリカ事業
全ての人にエネルギーを

サブサハラアフリカ(北アフリカ以外の地域)では、実に約6億人もの人々が電力へのアクセスを持ちません。SDGsの7つ目に「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに。」と定められている通り、2030年までに全ての人がエネルギーを使えるようにすること、そして、それらのエネルギーはできる限りクリーンエネルギーであること。これは、全人類にとって最大の課題の一つです。ロケットバッテリーでは、日本やルワンダ共和国の複数の法人と一緒にジョイントベンチャーを現地に立ち上げ、世界最大の未電化地域であるサブサハラアフリカにて、バッテリーを利用した分散型エネルギー事業に取り組んでおります。

電力網に依存しないクリーンな電源

オフグリッド
パワーステーション

大型の発電所を建造し、電力網を張り巡らせる為には、膨大なインフラ投資が必要となります。国際エネルギー機関の「世界エネルギー展望 2017」によると、2030年までに、最小限のコストで全ての人々に電力を供給するには、投資総額のうち60%以上をオフグリッド/ミニグリッドと呼ばれる分散型電源に配分することになります。ロケットバッテリーでも独自のオフグリッドパワーステーションのプロトタイプを開発し、2021年からアフリカのルワンダ共和国にて現地での実証事業を開始する予定です。

全ての農作物が、最大限に有効活用される農業をつくる

アフリカでは、食料安全保障(健康で充実した生活を送るために必要な食糧を合理的な価格で調達できているか)が未だに達成されていません。にも関わらず、収穫された作物の多く(酷い場合は半分以上)が廃棄されてしまう、「ポストハーベストロス」という問題が発生しています。電力が利用できないために、作物を冷蔵して貯蔵・輸送することができず腐敗してしまうことが、ポストハーベストロスの最大の要因の一つだと指摘されています。当社がルワンダで立ち上げたJVには、日本のコールドチェーン企業であるコールドストレージジャパン社も参画しており、それぞれの強みを生かして、現地にオフグリッドコールドチェーンを構築することを目指しています。単にエネルギー(電気)を供給して終わりではなく、人々が電力を通じて対処したい課題に対して、解決策を提供します。

エネルギーを通じて、人々の可能性を最大化する

多くの志ある起業家や投資家、政府や国際機関の取り組みによって、アフリカには多くの分散型電源事業が立ち上がり、それに伴って電力へアクセスすることのできる人も増えてきました。しかしながら、これまで普及してきたものは、家庭用の照明や家電など、生活のための電力が多くを占めており、灌漑設備を動かしたい個人農家や溶接機械を動かしたい小規模事業主など、産業用の分散型電力供給は、まだまだ発展途上なのが実情です。当社ではこれら中小規模の事業者向けに電力へのアクセスを最適な形で提供することで、彼らの生産性を向上させ、アフリカの発展に寄与することを目指します。

Services

リプレイスメント

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